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皮膚科からのお知らせ

お知らせ

皮膚科 医師 瀬戸山 充瀬戸山医師

いよいよ暑い夏がやって参りました。日本特に南国鹿児島においては高温多湿、紫外線の強い季節の始まりです。一方では海へ山へと、大人に加え特に子供の活動範囲も広がるシーズン。
このシーズンには特有の皮膚病が増えてきます。

  1. 虫よる皮膚病:蚊(デング熱、日本脳炎)、マダニ(日本紅斑熱、重症熱性血小板減少症候群)、あぶ、ブユ(リンパ管炎の合併あり)、毛虫、蜂(アナフィラキシーの合併あり)、ムカデ(アナフィラキシーの合併あり)
  2. 海の生物:イソギンチャク(アナフィラキシーの合併あり)、クラゲ、サンゴ、ゾエア(甲殻類の幼虫)
  3. 植物:ウルシ、ハゼノキ、イラクサ
  4. カビ(真菌)、ばい菌(細菌)、リケッチャ、ウイルス:水虫菌(白癬菌)、 とびひ(膿痂疹)、おでき(ねぶと、せつ)、あせものヨリ(化膿性汗腺炎)、 日本紅斑熱(ツツガムシ病と類似)、水いぼ(伝染性軟属腫)
  5. 暑さ:あせも(汗疹)、化膿性汗腺炎、ニキビの悪化
  6. 紫外線:日焼け(日光皮膚炎)、のぼせ(ヘルペス)、帯状疱疹、日光ガン(長期の露光)などがあります。

加えて、アトピー性皮膚炎の悪化も見られます。

タカサゴキララマダニ

タカサゴキララマダニ

マダニの咬着

マダニの咬着

チャドクガの幼虫(毛虫)

チャドクガの幼虫(毛虫)

ウルシ

ウルシ

イラクサ

イラクサ

 

 

 

 

(皮膚病診療第238号より引用)

上記のように実に多種の皮膚病が見られるようになります。もっとも大切なことは予防です。皮膚の清潔の保持はもちろんですが、山に行くときは虫除けスプレーの準備、岩場ではサンダルや靴の使用、日中の外出には帽子、日傘、長袖シャツなど着衣の工夫、家の中ではクーラーの適正使用などに配慮しましょう。
しかしながら、もし発症したら、原因に対応した早期の適切な治療が必要です。早めに専門医を受診しましょう。

  • デング熱:昨年代々木公園での発症が報告された。蚊の媒介するデングウイルスによる感染症で高熱、頭痛、関節痛、目の痛みなどの症状がみられる。
  • 日本紅斑熱:ツツガムシ病と類似する高熱・発疹が見られるもので、マダニが媒介するリケッチアによる感染症。重症化して死亡した例も報告されている。
  • 重症熱性血小板減少症候群:マダニの媒介するウイルスに感染することで引き起こされる病気で,主な症状は発熱と消化器症状で,重症化し死亡することもある。
  • アナフィラキシー:アレルゲン等の侵入により、じんましんなどの皮膚症状やくちびるの腫れなどの粘膜の症状とくしゃみ、息切れ、血圧低下など複数臓器に全身性にアレルギー症状が惹起され、 生命に危機を与え得る過敏反応。

 

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