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言語聴覚士による小児リハビリテーション③【機能性構音障害】

レポート

前回は「当院でのリハビリテーション開始までの流れ」について紹介しました。

小児リハビリ3

舌の正しい動きをリハビリしている様子

今回は、実際の訓練について紹介します。
当院でのリハビリテーションは週1回、訓練時間は40分を目安としています。病院でのリハビリテーションはお子さんにとって初めての環境で不安も強く、40分間椅子に座り続け訓練を行うことは難しい場合もあります。お子さんの状態に合わせて、吹き遊びや“うがい”などの遊びや日常動作の中に発声発語器官(口唇や舌、頬等の言葉を話す為に必要な器官)の意図的な運動を取り入れ、お子さんにとって伝わりやすく「楽しい」「また来たい」と思われるリハビリが提供できるように心がけています。

また“さかな”を“たかな”と発音してしまうなど、発音が上手くできない場合、“さ”の発音の正しい聴覚的印象や、“た”と発音した時に誤りに自分で気づき、“さ”と訂正することが出来るように正しい発音と誤った発音の違いを理解する目的で音遊びゲームや伝言ゲームのような「耳の訓練」も取り入れています。

保護者の方にもお子さんの訓練場面を見学していただき、現在のお子さんの発音の状態、正しい発音習得の為に目標とする発声発語器官の動きや家での訓練方法の紹介もしています。

シリーズで連載してきた“言語聴覚士による小児リハビリテーション【機能性構音障害】”も今回が最終回となりました。お子さんを通じて保護者の方々と共に学び、各医療機関、教育機関等との連携をとりながら、お子さんの笑顔を見守りたいと思います。

リハビリテーション部 言語聴覚士 主任 國生

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