現在の臨床検査室は、外来・病棟・健診・透析からの検査が増え、検査内容についても微生物検査、髄液一般検査、尿素呼気検査を院内開始、また以前より微量化で処理能力がアップした自動分析装置やデジタル脳波システム装置へ検査機器の更新をするなど順調に発展しています。臨床検査室所属の技師は現在5人ですが、今年度から健診科に配属になった臨床検査技師4人にも協力してもらいながら検査を実施しています。また電子カルテや臨床検査システム(検体・生理・微生物)や今回導入したデジタル脳波検査のシステム化により効率よく検査が出来るようになっています。これからも病院に必要とされる臨床検査室を目指して進歩発展したいと思います。
自動分析装置
デジタル脳波システム装置
脳波検査
脳から生じる微細な活動電位を増幅させ、波形として抽出させる生理学検査です。てんかん、脳腫瘍、意識障害など機能的異常、器質的障害の診断に役立ちます。
生化学・血清学検査
酵素・脂質・蛋白・電解質・CRP・RF・IgEなどの検査をしています。
免疫学検査
感染症・腫瘍マーカー・甲状腺などの検査をしています。
血液学検査
血液中の赤血球・白血球・血小板・凝固線溶系などの検査をしています。
一般検査
尿中の糖・蛋白や赤血球・白血球などを定性・定量分析しています。
輸血学検査
輸血をするときに必要な血液型・交差適合試験などの検査をしています。
微生物学検査
細菌・真菌などの原因菌をみつけ有効な薬(抗生物質)を調べています。
生理学検査
検査機器を身体に装着して体内から得られた生体情報を測定します。