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第八回家族介護教室~熱中症について~

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こんにちは!

  

近年、地球温暖化の影響もあり、どんどん夏の暑さが厳しくなってきている中、

ついに厚生労働省からも2025年6月1日から労働安全衛生規則改正が施行され、

職場での熱中症対策が義務づけられました。

具体的には、熱中症患者の報告体制の整備や、熱中症の悪化を防止する措置の準備を行い、

それぞれ作業従事者に対して周知させなければなりません。

ということで、7月末に行われた家族介護教室は、

熱中症予防管理者研修を受講した青雲荘の部長で、認定理学療法士の松尾から

熱中症についての講義をさせていただきました。

国が動くほど、熱中症になる確率が高くなっている環境であり、熱中症というものは

それほどまでに危険な健康障害であるということですね…!😨

   

みなさまにもお気を付けいただきたいので、今回は、講義での内容を少しですが

紹介させていただきます!

    

熱中症には、熱失神、熱疲労、熱けいれん、そして熱射病と様々な症状があります。

もっとも重篤な症状が熱射病で、熱射病は、適切な治療をしたとしても、助からないケースが

何割かでてきてしまうそうです。

そのため、熱射病が少しでも疑われた場合は、迅速に体を冷やす必要があります。

そして、一番効率よく体を冷やせる方法は、その人の体を「氷水に浸して冷却する」ことです。

みなさん驚かれていましたが、一番はやく体温が下がり、救命率が高いということがわかっています。

ただ、なかなかそんなことができる状況というのは多くないのが現実ですので、とにかく水をあてて

身体を冷やせるよう、そのときにできる何らかの方法を試していただけるとよいかと思います💦

     

また、熱中症にならないためのポイントは、とにかく、のどが渇かなくても水分補給をすることです。

脱水を防ぐためには、こまめに水分をとる必要があります。

できれば、ただの水ではなく、汗の成分に近いイオン水(ポカリスエ●トなど)でナトリウムを補うこと。

大量の汗をかいたりした後に補給するのがただの水だけだと、体内のイオン(電解質)バランスが

崩れてしまい、体に不調をきたす可能性が高くなるんだそうです。

    

余談ではありますが、経口補水液の方が良いといわれることもありますが、どうなのか?

答えとしては、

経口補水液は、軽度から中等度の脱水症における水・電解質の補給、維持に適した病者用食品です。

脱水状態時や脱水状態が懸念される時の水分補給に適していて、発汗により失われた水分、

電解質をスムーズに補給できます。

しかし、経口補水液は塩分がとても高く、スポーツ飲料などの倍以上入っているため注意が必要です。

  

熱中症予防のために飲むのであれば、ポカリスエ●トなどを健状時の水分補給に飲む。

脱水を伴う熱中症など、脱水症状が起こってしまった場合は経口補水液を飲むといったように

使い分けをするのがよいかもしれませんね!😉

  

長くなってしまいましたが、青雲荘は青雲荘の利用者、働く職員をこの暑さからも守っていきます!

各自でできる対策もしながら、この暑い夏を乗り切りましょう!!!

 

介護教室にご参加いただいたみなさまも、この長い文章を読んでいただいたみなさまも!

ありがとうございました!

     

   

 

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