こんにちは!
先日行われた第6回家族介護教室の様子をお伝えいたします!😊
今回の家族介護教室は、青雲荘施設長の吉嶺医師より「多すぎる薬と副作用」をテーマに
講話をしていただきました。当施設では、ポリファーマシー対策に力を入れています。
ポリファーマシーとは、英語の「poly(多く)」と「pharmacy(調剤)」を組み合わせた造語で、
日本語では「多剤併用」と言われています。
とあるテレビ番組で、「高齢者の亡くなる原因は、転倒と交通事故、どちらが多いか?」という
問題が出題されていました。 昨今、ニュースなどで高齢者による交通事故が騒がれていますが、
実は、転倒で亡くなる高齢者の数は、交通事故で亡くなる高齢者の数のおよそ3倍!!!だそうです。
その要因の一つとして、薬の作用・副作用があげられます。
薬は肝臓や腎臓で排出されるのですが、年齢とともに代謝は低下します。
代謝が低下すると、体の中に薬が残ります。体の中に薬が残ると薬の作用だけでなく副作用も
強く出やすくなってしまうのですね。
例えば、不眠症に使用される薬は、よく眠ることができる一方、日中のふらつきや眠気を引き起こし、
転倒のリスクを高めます。
こうしたリスクを避けるためにも、青雲荘では、利用者さんの症状や、家族のご意向を確認しながら、
使用する薬は最小限にしていき、利用者さんの負担を減らしていきたいと考えています。
講話の中で吉嶺医師は、
「いつまでも元気よくいるためには、食べて動いて眠ること」とおっしゃっていました。
これからも利用者さんが元気に過ごせるよう、様々な行事やレクリエーションを企画してまいります。
職員と利用者さんが一致団結して、楽しみながら、笑顔あふれる毎日を過ごしていきたいと思います!
